由紀子のブログ

萌え~!大好きな青虫さん

秋空の匂いをクンクン由紀子です。

こんにちは。暑いですね~。
でも、清々しい青空が広がっています。

今日は愛してやまない青虫さんのお話です。

今年で、9年になりますが、
毎年蝶々の青虫をとってきては
蝶になるまで見守り
お空へ放しています。

自然のままでいいやん。というご意見もあると思います。
でも、観察してみると、
自然のままで育って行く蝶の少ないこと!!

小さな卵から孵った黒い幼虫はゴミか鳥の糞のようです。




まだまだ目立つこともなく、
食べる量も少なく、ひっそりと大きくなっていきます。

脱皮を繰り返し、緑になると、
食欲も旺盛になり、人間に見つかるとむしりとられ、踏みつぶされる運命に、、、。

たまたま、食害に理解のある方のお宅の木や、
街路樹に育った青虫さんは
安心かといいますと、

スズメや、鳥が狙っているんです。


しかも、うちに来るスズメさんは!
ヘンデルとグレーテルに出てくる魔女のお婆さんのように、
大きく太り、食べ応えがあるようになるまで待ってから
パクリっといってるように見えます。(これホント。毎日見に来てるんです)





それと同時進行での危険が寄生バチ。
蜂ですね。

幼虫の体にチクリと一刺し。
目に見えての被害はなく大きくなり蛹になるのですが、、、。
蝶にはなれず、
蛹の皮に穴を開けて出てくるのは、寄生バチの幼虫、、、、。


スズメバチにさらわれ、肉団子にされることも。

蛹になってからは、ヤモリによく食べられています。



そんなことで、黒い幼虫の間に室内へ保護し、蝶にかえします。

今では、ほとんど成功しますが、

始めの方は、幼虫が不慮の事故で溺死をしたり、
蛹から出るときに落下して、
羽が伸びきらず可哀そうな姿になったことも。


改善や、工夫をかさね、今は安心して、羽化までいけるようになりました。

一番気を使うのが、蛹から蝶になって出てくる瞬間です。

落ちないように、滑らないように、掴る場所を考えます。

そんな私の習性をご存じのお義父さん。

週末にタケさんのご実家に行くと、
庭先のキンカンの木から幼虫を捕獲してお土産にくれます。

「ゆきちゃん~、この間、でっかい黒いのが、卵を産みにきていたで。」

「ほんとですかっっ!!お義父さん!じゃ、この子、その子の赤ちゃんの可能性大ですね!!」

9年間ブリーダーしていても、
ほとんどがナミアゲハです。ふつうのアゲハ蝶ですね。


お義父さんが見たのは、多分モンキアゲハです。
真っ黒の大きな身体に目立つ紋の入った日本最大級の蝶です。


1度だけ育てたことがありますが、中々出会えていませんでした。

これです!





ナミアゲハの幼虫と比べても、大きさも、色も、模様も全く違います~~。

大興奮!


幼虫はふわっふわで、シルクのような、
赤ちゃんのお尻みたいな肌触り。

優しく愛をもって、頬ずりすれば、「萌え~~!!」です。
ああ、幸せ。


これは、今朝の一枚です。
2匹いるモンキアゲハの幼虫の1匹が、
蛹になる準備ポーズに入っていました。




蛹の大きさもやっぱりBIG サイズです。

多分、まだ冬越しせずに蝶になると思います。
楽しみ楽しみ!!

タケさんには、
「頼むから、食卓に置くのはやめてくれ~」
と敬遠されています、、、、。シュン、、、。



今日のお庭
お友達からもらった、種から育てたオジギソウ。




ピンクの、ねむの花の小さい版のような
かわいいお花が咲きました~。

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