プライベート, 鑑定士ひとりごと

公職ずくしの社長タイプ

2010年03月13日

本日は朝に家庭裁判所の離婚調停に調停委員として参加、それが無事成立。
そのまま、午後には鑑定士協会の理事会に参加と、一日公用で終わった。
よく経営セミナ-で、会社を傾ける社長のタイプとして、公職にのめり込むタイプというのがいわれるが、
今日の私はまさにこれではないか・・・。

調停は久しぶりで、今回は成立するかどうかの交渉で、大変疲労してしまった。
半年以上続いた案件であったが、一先ず成立できて良かった。

家庭裁判所の調停委員はたいてい男女がペアをくむ。
それにしても女性の調停委員さんの能力の高さと懐の深さには、
同じ調停委員として、大変勉強になることが多い。
特に、女性弁護士さんと組む場合は、大船に乗ったような状態で調停が進行する。
弁護士さんの思考方法は、私が鑑定実務をする上で、大変勉強になる。
普通、調停委員は、調停の間記録を詳細にとっているが、弁護士さん達は記録をとることをほとんどしない。
調停後の裁判官との事後評議に空手で向かう。
しかし事件の全貌について空で、きっちりと整理し、漏れなく、明快に説明する。
時には冗談も加えながら。
この争点整理能力と、説明力の高さは、私が盗みたい能力である。

今回の事件は、成立させるため相当精神力を注いだため、私はくたくたになってしまった。
鑑定士協会の理事会初番でもぬけの殻になってしまい、私の一日は終わったも同然となった。

公職はほどほどがいいのかもしれない。

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