由紀子のブログ

人生初手術

お久しぶりすぎる投稿が、子育て過ぎて病気ネタで、ごめなさい。そういうお年頃に?!(笑)

こちらに登場していた子供たちも大きくなり、悩みはスネかじりぐらいなものとなってしまい、すっかりブログも遠のいておりご無沙汰していました。

実は今、リアルタイムで病院の病室から書いています。ご心配かけてもなぁと思いつつ、

「いや!これは、おひとりでも私と同じ症状や、病気の方のお役に立てば」と思いこちらに気持ちを奮い立たせやって来ました。

「子宮筋腫   子宮鏡下筋腫摘出術」を、明日受けます。人生初の手術。人生初の全身麻酔。人生初の入院。


思い起こせば今年に入ってから、月経の、量が半端なく多い。体重はしっかり過ぎるほどあるのに貧血もある。

少し先を歩かれている先輩や友達に聞くと

「そんなもんよー。私もそうだったの!打ち上げ花火みたいにドカーンと、出たら後は少なくなるわよ」

私も、知識が無いわけでは無く、普通はそうなんやと思い様子を見ておりました。ところが、私の場合、一向に干上がる気配なく、それどころか日に日に酷くなるじゃありませんか!寝てても出血。昼間は夜用のいちばん大きいのが1時間ももたない。オムツ状のナプキンを当てていてもボタボタ、朝は立ち上がれず、血が出すぎて私、死ぬんちゃうやろか?と思うほど。。

月のうち月経が無いのは1週間。みたいになった時、やっと神戸のレディースクリニックに行ったのでした。

長くなるけどいい??

女医さんが見てくれて「あれ?!ある。ポリープもある。院長呼んできます!」院長が来られて「筋腫やな。小さいけどあるある。それからこれ、ポリープちゃうで!こんなん切ったらアカンで(女医さんに向かって指導)」(だ、だ、大丈夫かいな。。)

「3センチ程やけど、筋腫があります。これが出血の多い原因になってるな。手術せなあかん。」

「え。。開腹ですか??」

「いいや、これぐらいやっら下から行ける行ける。」

「近々閉経になって、筋腫も小さくなる可能性無いですか?」

先生血液検査の結果見て

「ないない。あなたの卵巣めちゃくちゃ元気。まだまだ閉経せえへんし、もう1人産めるぐらいやで。もう産まへんのんか?」

「ぅううううみませーん!!」

「先生が、切ってくださいます?」

「うちの病院は、むりむり。紹介状書くからどこがええ??」

。。。どこがいいかと聞かれても、何も調べてないしなぁ。

「ほな、姫路の1番大きいとこにしとこかー」

と言われあれよあれよという間に紹介状と、MRLの画像を持たされ、姫路の病院へ

そこは地域でも1番大きな病院です。ま、大きいとこやし安心かなー。と思って行きました。

診察は娘と変わらんぐらいの若い男性医師。それはいい。みんな最初は若い。でもな。

「あ!ポリープもある。」(おーい。それポリープちゃうでー。。)

「あ!前の先生が、それはポリープと違うっていうてはりました。とったらあかんって。。」

「あぁー。んーーー。おっきいなー。おっきいなぁー。」

カーテン越しにもう1人のベテラン先生が現れておられるのが分かる。私には挨拶も説明もない。2人で、子宮鏡の準備

ベテラン「ほら、左手固定して。ピントあってへんやん。あ!行き過ぎた!出てもた!そや。そこそこ。はい写真はそれでええわ。あとは気の済むまで見ときー。」

(。。。私の体なんですけど。。)

ビリッ!!固定していたテープを外すのも愛がなく毛を絡めとりつつ超痛い。

診察室に場所は移り

「これは全部取らなあかんと思います。」

「え?!前の先生は、小さいから下からいけるって言われておられましたけど。。出来ないのですか?」

「できないことは無いけど、それやったらそれが出来る違う先生連れてこなあかんわ。削っていってたら子宮に穴が空くこともあるしな。」

「全摘ですか。。」

「全摘やな。MRIの予約取りますから、1ヶ月後に来てください。」

(MRIとるだけで1ヶ月。。。)

お会計、予約も全て終わって車の中で、何かが違う!!と、フツフツ血が沸騰した。

その場でスマホで検索かける。

すると!!神戸の佐野病院という病院に、子宮筋腫プロパーみたいな先生がおられるのを発見。手術の数も公表していて、この姫路の大病院が、数十件なら、そこは数百件。桁が違う。

すぐそちらに電話をしてみる。

「セカンドオピニオンでお願いできますか?紹介状はありません。」

すると凄ーく対応のいい女性の方がテキパキと連絡をとって下さり、気持ちよく1週間後に来てくださいとの事。

ときよさんも、ついていく。って言うもんだから、「心配かけて申し訳ないなー。」って言うたら

「ちゃうちゃう。帰りにユザワヤ(神戸)に連れてって欲しいねん(笑)」wwwそんなことだと思ったよ(笑)

で、佐野病院へ。その日にMRIを撮り、それを持って診察室へ。

井上滋夫先生、動物に例えると白いオオカミみたいな感じね。内診もなく、画像だけ見て

「あー。これね。手術出来るで。」

「え。やっぱり全摘ですか??」

「いやいやー、小さいし1番取りやすいところにあるから子宮鏡でいける!」

「でも。。前の病院で、大きいから全摘で、子宮の壁に穴あくって言われました」

「ハッハッハっ!それは下手くその言うことやな。どうもない。2泊3日でどうや。」

ふにゃふにゃふにゃふゃー。(この先生に身体は預ける!任せたっ!!)

速攻、全摘予定の病院にキャンセルのお電話入れました。もう、二度と行けないな。。(笑)

そして本日。帰りも運転して帰れると言うので、自分で運転して病院へ。

看護師さんに色々質問され、麻酔科の看護師さん、麻酔科のドクター。採血に検温。術前処置。

笑ったのはねー、

「何かあった時、決定するキーパーソンは、旦那様でいいですか?」

「え?!自分じゃだめなんですか?」

「これは、例えば手術中に、心臓止まった!とか言う時に、相談する方になるんです、」

真顔で(笑)(笑)(笑)

心臓止まったときってー!!

もうちょっと違う例えにしてー!!(笑)(笑)(笑)

入院って非日常。

コロナの時も思ったけれど、何気ない普通の日常は、特別幸せな日なんだと気がつく。

私みたいなこんな大したことない病気でもこんなにも大勢の方のお世話になって、さすがの私もちょっと心配な気持ちになるのに。

命に関わる病気。

何十時間もかかる大手術。

元に戻らない病気。そんな方々の、お気持ちを察するだけで、分かりもしないのに、頭が下がります。

医療現場から離れて久しいのでその進歩にも驚いちゃった。看護師さんも聴診器なんて、首から下げてへんよー。全部機械が血圧も脈も測ってくれてる。

そしてね、なによりね、こんな私を心配して、お食事会を企画してくれたり、メールや、メッセージくれたり、子どもやたけさんが何となく優しかったり、ときよさんが、シャインマスカットのおやつを持たせてくれたりが嬉しい。

先日の青年部の委員会の時も、委員長がガザガサと、大きな袋持ってきてくれるから、なにかな?と覗いたら、なななななんと!千羽鶴。千羽はいないって言うてはったけど、何百羽ヅルよ。

しばらく状況が理解できなかったけど、委員会のスタッフメンバーが、みんなで折ってくれたらしい。

ゆきちゃんが元気で戻ってくるようにって。


あっかーん。(T_T)

みんな超忙しい人ばっかりやのに。

花芳。花農家の大塩さん。パナライフひぐまの、電気屋さんの日隈さん。タツカワ工業、何でも解体してくれる達川さん。菱和運輸株式会社の小島さん。西部電工株式会社の、小山さん。長谷川電気の、石田さん、まーくん。そしてこれをしよう!って言い出しっぺしてくれた中井綜合印刷の、中井委員長!!!

みんな、無骨なぶっとい指と、でっかい手やねんで。それがこんな小さな折り紙を沢山折ってくださって。。

千羽鶴は折った事あるけれど、折ってもらったことはなく。これも人生初の経験。

みんなの祈りや気持ち届いてます。

今気がついたけれど、「祈る」の文字の左をてへんにに変えたら「折る」になるね。祈る気持ち入ってる。

そっかーーー。

明日は全身麻酔で、まな板の上の鯉。。。いや。。超マグロ級だけど、ちゃんと目が覚めてもっと元気になって帰ってくるね。

嬉しいけど申し訳なさすぎ。申し訳ないけれど嬉しい。

ありがとうございます。

最後になりましたが子宮筋腫の事。

女性の、4~5人に1人は、持ってます。筋腫大きさや個数より、できる位置が大切だそう。

生涯放置でいい筋腫。下手したら命に関わる筋腫と別れます。危ないのは、私と同じ内こぶ。子宮の内側に飛び出るように出来るやつなんだって。

月経の量が多いとかの、自覚症状あれば、皆さんも早めの受診をおすすめ致します。

長くなってしまいました。

頑張ってきまーす!

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