先日あるビジネス書に、「今後10~20年以内にAIに取って代わられる職業」
(オックスフォード大学院調査)というのが掲載されていました。みると・・・
不動産鑑定士が見事に入っていました。
「そんなはずはない、年々複雑性を増すこの仕事がそんな簡単にコンピューターに代替できるはずがない」と心から私は信じています。
そこで、「一度AIを問いただしてやる!」と意気込んで、今はやりのチャットGPTに質問しました。
「今後10~20年以内に不動産鑑定士はAIに取って代わられるのかっ?!」
そうしたら、奴はこう言いました。
GPT:「不動産鑑定士はAIに代替される可能性はありますが、必ずしもそうなるとは限りません。」
私:「うふ」
GPT:「不動産鑑定士の仕事は、不動産の価値を数値化するだけでなく、不動産の特性や利用方法、法律や税制などの知識をもとに、個別の事情に応じた評価を行うことが求められます。」
私:「ふむふむ、成る程、なかなか鋭いことを言うじゃないか」
GPT:「AIは統計処理やデータ分析に優れていますが、人間の感覚や判断力には及ばないという意見もあります。AIが不動産鑑定士の仕事を代替するには、法律や制度の変更が必要になるでしょう。しかし、それは簡単には実現しないと考えられます。」
私:「やっぱりそうか!」
GPT:「不動産鑑定士はAIに代替されるというよりも、AIを活用して仕事の効率化や精度向上を図ることができるという見方が妥当です。」
私:「こ奴何を言いだす?」
GPT:「従って不動産鑑定士はAIの技術や動向を学び、自分のスキルや知識を更新していくことが重要です。」
私「・・・」
皮肉にも、AIは業界歴30年近くの私の意見と変わらぬ意見をはじき出し、おまけにお説教までしてくれるという、まさに、その性能が証明される結果となりました。
もっとも、AIによる技術革新の先に人類の仕事がある!という態度が必要であることが分かりました。