本日は暑い天気でしたね。
クマゼミも鳴き始め
梅雨明けが近しの予感がします。
さて今回は神戸市灘区の収益物件市場の分析を行いました。
お手間ですが、グラフにつきましては下の「ファイル」から
ダウンロードお願いします。
①収益マンション投資市場
株式会社ファーストロジックの不動産投資サイト「楽待」による「投資用不動産市場動向データ」によると、新規掲載された一棟マンションの表面利回りは、平成25年12月頃から低位の8.8%~9.0%程度で推移している。物件価格は、3月には過去最高の22,352万円になったが、平成26年4月には増税の反動等から前月比で2,993万円下落している。全体としては高値からの調整局面にあると思われる。
②賃貸住宅市場
近畿圏不動産流通機構発表の「近畿圏不動産市場動向マンスリーレポート」によると、神戸市内中心区(中央区、東灘区、灘区)における1R・1K以外の賃貸マンションの成約件数は、平成25年は前年に比較し増加した。平成26年に入っても増加傾向が維持されているものと予測される。平均賃料は、年比較では増加傾向にあり、平成25年11月より9.9万円~10.2万円程度で推移している。
③広報統計の概況
灘区の人口は上昇傾向にあるが世帯数も人口と同様の動きである。
対象不動産最寄駅の1日平均乗降客数は、阪急王子公園駅・JR灘駅ともに近年増加傾向である。
灘区における共同住宅貸家新規着工数は、平成20年のリーマン・ショック以降減少していたが、近年持ち直しの動きが続き、平成25年は約270棟である。
④市場動向
③より灘区全体の世帯数は増加しているが、共同住宅貸家新規着工数は反対に平成22年まで減少が続いていたため、賃貸住宅需給の引締まりが予測される。②より直近の賃貸住宅市場は概ね好調であり、灘区においても同様の状況にあるものと予測される。
ダウンロードファイル
- 灘区収益物件市場グラフ.pdf ( 137.36KB )