CBRE「OFFICE JAPAN」によると、2014年3四半期の空室率について「三宮」は8.2%で前期に比較し0.2%下落。空室率の低下が続いている。新設、立地改善、拡張移転、館内増床等企業の積極的なオフィス需要が続いている。神戸市内オフィスビルの想定成約賃料は10,470円/坪、前期比+0.9%と緩やかな上昇基調にある。
ヒアリング協力業者:株式会社オフィスリンク様
三鬼商事「オフィスデータ」によると、神戸地区のオフィス平均賃料は12,545円/坪で若干の上昇基調にある。空室率は8.1%で平成22年以降下落基調にある。
日本不動産研究所「不動産投資家調査」によると、2015年4月、神戸(三宮地区)における標準的Aクラスビルの期待利回りは6.2%で、平成25年以降下洛が続いている。
ひとこと:「三宮」地区の好立地・ハイグレードな物件は良好である。利便性が劣ったり、築年数を経た物件等では引き続き苦戦が続いており、リニューアル、賃料値下げ等の対応が迫られている。今後、後者への波及効果が期待される。
三宮エリア・オフィス市場
2015年8月4日